令和四年 つくば100キロ
くそ暑い
くそ暑い
くそ暑い
雨が降ったら、
くそ蒸し暑い。
そんなつくば100キロに参加者300人弱。
以前にも書きましたが、
100キロを歩く人とは、
1,頭がおかしい
2,気が狂ってる
3,変態
4,愚か者
この内のどれかです。
「じゃあ、お前はどうなんだ?」
だんえもんは気が狂ってます。
頭は大丈夫です。
一人で静かに狂っています。
その気狂い(きちがい)が、
ぐんまに引き続きボランティア参加。
当日の朝は早かったのでつくばに前泊
王記厨房が別の店に。
寂しいですね。
仕方がないですね。
今までのつくば駅周辺では、
朝来て10時にラーメン食ってコンビニで必要なものを調達してバスに乗るだけ、
全く地理感なし。
どこに何があるか分からない。
そんな時には、
観光案内所。
観光を案内してくれるとっても親切な人達。
そしてでかい地図。
これをもってうろうろ。
つくばナイトの始まりです。
ぐんまでは朝飯
つくばでは宝島
なのか?
ここには行きませんでした。
茨城県の食材を使ったお店。
これは牛と豚と鶏。
違うような同じような。
多分違うんでしょうね。
若くてかわいい女性店員さん、
90点
手際の悪い男性店員、
2点
日はまだ明るい。
2軒目へ、
120点
来週また行こうかと思ってしまいます。
もちろんビールを飲みにです。
ホテルに戻って意識を失いつつある中、
なんだか雨が降っていました。
雷を伴う暴風雨だったみたいです。
幸せに就寝。
翌日、
朝一番の北部シャトルバスで会場へ、
設営はもうすでに始っていました。
最初にやったのは何故かしおやとぐんまのノボリ作り。
しおやとぐんまのノボリは目立つ所に配置。
そうしないとクレームが来るとか来ないとか、
大変ですね。
やはりエイドごとに分けられた荷物。
これはどこでも同じでしょうね。
テントがたたない!
「そっちが上げ過ぎだ!」
「足が曲がってんじゃないの?」
正解は、
テントが休憩所の屋根に当たっていたからでした。
みんなでドリフ。
参加者の中には、
わざわざ早く来て手伝ってくれる人がいます。
とてもいい人達なんですが、
人には性格があるんですね。
荷物受けの棚作りでバトルが勃発。
手前右の黄色いガマTの方が鬼軍曹。
奥左のポロシャツの方が町山健歩さん。
ちなみに、
中央手前に写ってしまったのが、
猿山御猿。
天真爛漫な鬼軍曹・だんえもん連合に対して、
全てを計算する町山派。
「そうじゃないだろ!」
そんなことを言われても直す気はない。
「違うだろ!」
そんなことを言われるとムキになって同じものを作る。
見事に出来栄えの悪い棚が完成したのでした。
そして参加者の皆さんが続々と。
諜報員たちは諜報活動の前に記念写真。
また谷口さん(仮名)から羊羹もらってしまった。
飢えてるように見えるんでしょうか?
12時にスタート開始。
スタートは13時まででいいんですが、
いるんだったらとっととスタートしてください。
ほぼ全員のスタートを見送ってから、
岩瀬へ。
この道大丈夫?
岩瀬ってこんなに狭かったっけ?
そう思ったのですが、
いままでは錯覚だったんです。
何故か、
スタードームがあったからです。
ここでの仕事はスタードームを立てる事。
これは男手のいる仕事です。
この人はアメフトごっこをしているのではありません。
スタードームを立てるのに非常に重要な、
センターマークマンです。
「マジックでも刺しときゃいいんじゃないの?」
間違ってます。
マジックを刺すとフタが地面に埋もれます。
このイカがどうやったらスタードームになるか?
立てるんです。
イカが星になる瞬間でした。
イスもなんとなく並べます。
明かりも付けます。
みんな大好き
広くて明るい岩瀬休憩所です。
実はこれ、
全部しおやの人達が持ってきてくれました。
このしおや号で。
すみません。
この部分間違っていたようです。
軽トラはしおやの人ではなかったようです。
謝罪いたします。
肉まん製造の準備をする、
しおやとぐんまの実行委員長。
この時まだ13時過ぎ。
人生で一番早い岩瀬でした。
いただきまーす。
皆さん頑張ってください。
しおやの実行委員長様、
ごちそうさまでした。
さて、
スタードームを立てたら後はここから筑波休憩所までのアンカー。
これが仰せつかったお仕事。
「じゃあ、みんながんばって!」
そして酒を飲んで夜の9時ぐらいまで寝てる。
そんな事をしたら、
間違いなく人でなし。
好感度を下げてはいけません。
エイドの手伝いです。
アンカーまで時間はあります。
この人生で使う事は無いだろう岩瀬駅。
そんな事を思います。
猿山御猿が酒を持ってきました。
よく分かってますね。
危うく飲むところでした。
最初に来るのはどんな人だろ?
何だかワクワクします。
この日の貧脚バナナは二本でした。
当たった方、
ご愁傷様です。
肉まんはわざわざ蒸し器で蒸します。
これも全部しおやの人が準備してくれてました。
この肉まん自体も、
しおやの中華料理店さんに発注した肉まんです。
100キロ歩いてる途中で、
肉まんやカレーを出してくれるって、
本当にありがたいですよね。
だんえもんなんてグルメじゃないので、
カップヌードルが美味しいです。
この肉まん。
超美味そうでした。
そして、
最初にやって来たのは、
花笠のミンタロさんでした。
暑そうでした。
写真だと前が見えるんですが、
自分側に光が当たっていると前が真っ暗。
目の前に参加者の人が来ないと気づかない状況でした。
肉まんは順調にはけていきます。
皆さん私に
「わあっ!ありがとうございます。」
間違ってます。
私は配ってるだけです。
作っていたのは右側のこのお二人です。
しおやの方です。
次また肉まんがあったら、
蒸し器の後ろにいる人にお礼を言ってください。
そしてここでですね、
問題発生。
だんえもんにとっては許せない問題発生。
時刻は21時を過ぎた辺りでしょうか、
「制限一時間遅くなってるよ。」
参加者の方に教えてもらいました。
「えっ?」
知りませんでした。
実は今回出だしに大量遭難があったみたいで、
制限が1時間遅くなっていたようです。
このスタードームにいる人みんな知りませんでした。
ただ、みんなの到着が遅いので、
「これ大丈夫か?」
「後ろにまだいっぱい人いるぞ」
そんな状態でした。
制限が一時間遅くなってる?
いつの間に?
岩瀬はチェックポイントだったので、
そこの人に聞くと確かに1時間遅くなってました。
なんでこっちに連絡が来ない?
最初の予定通り終わりにして良かったのでしょうか?
「はい、制限終了です。肉まんありません。」
これで良かったのでしょうか?
スタードームにいる人はほとんどしおやの人達です、
夕方になって手伝いに来た人もいます。
肉まん作ってる人なんて、
間に合わなくなったら出来てる分だけこっちに渡してくれる、
最悪は自分たちで参加者の人達に手渡す。
「今できました!」
ぐんまの実行委員長もここでなんとか冷えた飲み物を渡している。
そんな人たちに何も言わない。
失礼だとは思わないのでしょうか?
思わないんでしょうね。
今回のブログはやめようかと思ったぐらいむかつきました。
次はこんな事が無いことを祈ります。
スタードームをほぼ片付けて、
気を取り直して、
アンカー出動です。
アンカーとは言っても、
1区画だけ。
つくばは全部で5ステージ有ります。
筑波休憩所から筑波古道をぐるっと回る第1ステージ。
筑波休憩所からこの岩瀬までの第2ステージ。
岩瀬から再び筑波休憩所までの第3ステージ。
筑波休憩所から土浦までの第4ステージ。
そしてラスト、
キロポスト地獄がお出迎えしてくれる、
土浦から筑波休憩所までの第5ステージ。
だんえもんは第3ステージ、
岩瀬から再び筑波休憩所までのアンカー。
キロポスト。
随分愛想が良くなったけれども、
俺はお前が嫌いだ。
3年ぶりのつくば。
思ったより道、覚えていない。
10年歩いたのに。
覚えていない。
まあ、
こんなもん。
旧雨引駅のトイレ。
随分綺麗になりましたね。
明るいし。
懐かしい、いまでもすっぱい場所。
つくば第一回の時、
リタイヤした場所。
誰もいないことを確認して進みます。
そして
真壁休憩所の手前で追い付きました。
カップル?
夫婦?
若い二人でした。
岩瀬でも気になってました、
そうか、筑波休憩所まで戻るのか。
無理じゃないか?
そう思ってました。
真壁休憩所に着いた時はまだ何とかなりそうな雰囲気でした。
脚はまともではありませんでしたけどね。
真壁で二人が休んでいる間、
ちょっと戻ってコンビニで買い物。
甘いものかしょっぱいもの。
どっちがいいか分からなかったので、
ザクザククランチチョコとカルビーのミーノを購入。
何かを食べるだけでも変化があります。
そして戻った時、
二人は重く内側に沈み込んでいました。
小さくなっていました。
「大丈夫?」
「いえ、駄目です。」
でも、
ここではリタイヤできません。
二人もそれを知っていました。
筑波休憩所まで10キロ
「空身なら大丈夫?」
「それなら、なんとか、」
二人のリュックを持って歩き始めようと思ったんですが、
あまりにも雰囲気が悪いので最後の質問。
「寒くない?」
「寒いです。」
アウトです。
もう無理です。
仕方がないので連絡を取って迎えの車を頼もうかと思った所に、
スタッフの方が車できてくれました。
最終アンカーの人です。
先行して歩いていたんですが、
心配になって車で戻ってきてくれたんです。
よかった。
100キロにはリタイヤのポイントがあります。
そこでは、運営する側はリタイヤする人の為の準備をしています。
それ以外の場所では準備していません。
なので、
もしコースの途中でリタイヤした場合、
迎えが来るまで時間がかかります。
リタイヤの連絡がきて、
誰か手が空いていて、
しかも車を持ってる人が回収に行きます。
ここでリタイヤした二人は幸運な方です。
1時間ぐらい待つこともあります。
足が痛くて寒い中を、
です。
皆さん、
無理はやめましょうね。
二人を連れて行ってもらい、
また進みます。
いつも思う、
ここは何の工場ですかね?
一晩中稼働してるんですよね。
このコンビニの手前で、
もう一人の疲れ人。
時刻は午前3時40分ごろ。
目も脚も活きていましたが、
多分筑波休憩所でタイムアウトでしょう。
夜が明けてきました。
筑波山が間近に見えます。
実は夜の間もずっと筑波山のシルエットは見えていました。
でもそれどころではなかったでしょう。
「この人は初挑戦なのかな?」
「それとも何かアクシデントか?」
そんな事を思っていると、
今井守が現れた。
「何? 何やってんの?」
「いや実は、お猿さん(猿山御猿)から、スーパーカスミの所でエイドだすから手伝えって言われて、終電乗って土浦から歩いて来ました。」
そうか、
俺の邪魔をしなければいい。
がんばって。
午前4時半ごろ筑波休憩所に到着。
もうゴールした方多数。
なかなかスタートしなかった変態達も、
もうゴールしています。
この後は、
臨時のエイドへ、
リンリンロードの藤沢休憩所を過ぎて、
旧田土部駅の近くの高架下で飲み物を配ります。
つくばの女神と。
いい歳こいてネズミーランドの被り物をする女神
でもまあ本人が気に入ってるので文句はない。
さて、
女神と二人でむふ・むふ・むふ
そんな事を思っていると、
今井守が現れた。
「何? 何やってんの?」
「いや実は、お猿さん(猿山御猿)が出す予定だったエイドが人手不足で中止になって、やること無いんで土浦まで歩いて帰ろうかと思ったらここがありました。」
邪魔だあああああああああ!
しかし、
なんだかノリノリの女神。
仕方がない。
しかし邪魔だ。
ちょっと手前の旧田土部駅で休む川崎の方。
いい塩梅にくたばっていますね。
こっちには飲み物があるよ。
何故か大人気の今井守。
実はこの写真の女性の方、
今回の大量遭難を最初に連絡してくれた方です。
ありがとうございます。
うわぁ
つくばはいつの間にこんなになってしまったのか。
ところで、
この今井守、
このエイドでやりたい放題。
参加者が来ると「イーッ!」
チャリダー達にも「イーッ!」
農作業してる人にも「イーッ!」
道行く少年にも「イーッ!」
そして少年に飲み物を渡す。
あまりに好き放題だったので、
車に仕舞いました。
割と大人しくしてました。
ここのエイドはアンカーが過ぎて撤収。
もう一ヶ所臨時のエイドに手伝いに行きます。
ゴール2キロ手前で凍った飲み物を出していたエイドです。
ここで、
最終の人達がなかなか来ない。
ぐんまの様に誰かが無線を持っている訳ではないので、今現在どんな状況か分からない。
エイドの人達も、「何かあったのか?」
なので、偵察へ。
ちょうどスーパーカスミを過ぎた辺り、
すれ違った消防員の人が、
「スタッフの方? 今搬送しました。」
熱中症にやられたんですね。
運営側も2か所エイドを追加したんですが、
及びませんでしたね。
この搬送された方はその日の内に退院されて何事もなく良かったんですが、
最終アンカーの方、
あの、真壁まで車で来てくれた方が、
一緒に病院まで行ったんです。
つまり、
コース上にアンカーがいない。
参加者に何かあっても捕捉できない。
今井守に電話。
「あぁ、僕も聞きました、目の前に最後の人がいるんで一緒に行きます。」
なかなか役に立つじゃないか。
という事で、
最後のエイドの撤収に向かったのですが、
そこにはまだ二人の参加者が。
今井守は何故か前を歩いている。
何やってんだお前。
そこで、
つくばの女神からの一言、
「あなたの仕事よ。」
つくばは、
暑いんです。
クソ暑いんです。
そんな中、最後の二人の後ろを歩きます。
困ったのが、どういう風に声をかけるか、
このクソ暑い二日間を歩いた人に、
「いい天気ですね。」
論外
しかし、
「ウォシュレットっていいですよね。」
とか、
「座薬入れたことあります?」
とか、
割と引き出しのある肛門系の話は今後のつくば100キロ自体に影響がありそうなので自粛。
かといって、
「錦糸卵が一番美味いのは冷やし中華ですよね。」
これも狙い所が違う気がする。
静かに後ろから二人を追いました。
13時36分。
終了。
最後の仕事は撤収作業なんですが、
あまりに眠くて脱落。
ここでボランティアをリタイヤしました。
つくば駅でお土産のJAXA認証宇宙日本食。
さて、
来年ですが、
どうしましょう?
北関東のしおやだけまだボランティアしていません。
来年はボランティアですかね?
ぐんまは歩くか?
でも、次もボランティアやったら、
今年よりは要領がいいでしょう。
恋も2度目なら少しは上手に、
つくばは、もう歩かないことにしています。
でも、
やっぱり実際に100キロ歩かないと、
それがどれだけ気が狂っている事か伝えられない。
もしかしたら、
しおや・ぐんま・つくば
この三つ、
すべてビリでゴールするかもしれません。
だんえもんには、
簡単な事です。
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スターテントを積んだ軽トラは
しおやの方は運んでいません。
念の為。
投稿: すかいさん | 2022年6月 6日 (月) 16時54分
そうだったんですか?
失礼しました。
訂正します。
投稿: だんえもん | 2022年6月 6日 (月) 21時35分