つくばリンリンロードのコンビニ
非常に不思議なもので、
かつては、
無理して歩いている人をみては「もうやめろ。」
そう思ってました。
しかしですね、
ただのボランティアでも、
100キロの参加者の皆さんの応援に回ると、
「頑張れ。」
そう思うようになりました。
そして今回つくばでボランティアをして思ったことを書きます。
ちなみに、
だんえもんが一番多く歩いているのはつくば100キロです。
はい、
だんえもんはつくば派です。
なんせ以前はこれしか知りませんでしたから。
年に1回の100キロでした。
その後いろんな100キロを歩いて思った事。
つくばは、何もない100キロです。
もちろんエイドもあればチェックポイントもあります。
コンビニも見える所に2カ所あります。
人もいます。
夜にはカエルも鳴きます。
折り返しではたくさんの人と会います。
襟裳の人に殺されますかね?
しかしですね、
第2ステージからは延々と自転車道を行ったり来たりする。
ひたすらの100キロ。
いつも思っているのが、
その面白みのない100キロで、
心がくじけた人のほうが多いんではないか?
という事です。
特に、
夜中の筑波休憩所で、
土浦に向かうことなく、
ただ途方に暮れてリタイヤしたんではないか?
そう思ってます。
ほとんどの人が、
だんえもんより速く夜中の筑波休憩所に着いているでしょう。
しかし、
「もう一回40キロを行って帰ってくるのか。」
真っ暗な自転車道を。
そしてリタイヤ。
歩く脚はあるんです。
しかし、
気持ちが歩こうとはしない。
そんな人が多いんではないでしょうか?
なので、
何かの役に立つかどうか分かりませんが、
今回途中にあるコンビニを紹介します。
もちろんルート外です。
行って帰ってこなければいけません。
でも、
ちょっと寄り道すれば変化がある。
暗い道を歩いていると明るいだけでも気が晴れます。
岩瀬から筑波休憩所の間、
真壁休憩所の手前です。
真壁休憩所 ?
はい、そうです。
貧脚は岩瀬に着く前から弱気になっています。
いや、第1ステージの時点からかもしれません。
変態の皆様は岩瀬なんて前半の通過点でしょう。
しかし、
貧脚はその前の時点で弱気になっているんです。
岩瀬を出てから、
もう一度夜中の筑波休憩所。
そこで再スタート出来るかどうか、
それは筑波休憩所以前から始っています。
ということで、
セブンイレブン桜川桜井店を紹介します。
他にもあると言えばあるんですが、
ちょっと遠かったり、
分かりにくかったり、
行ったらもう閉まってたり。
なので一番オススメのコンビニです。
でも、コースからは見えません。
写真を載せても場所が分からないでしょう。
なので動画を作りました。
ちょっと手振れがありますが、
距離感が分かるかと思いそのままにしています。
真壁休憩所の手前のコメリのある場所です。
来年あるかどうかはわかりませんが。
気晴らしに寄ってみてはどうでしょうか。
ちなみにこのコンビニ、前回のブログで、
「ちょっと戻ってコンビニで買い物」
そのコンビニがここです。
そうですね。
二人リタイヤしましたね。
真壁で。
昼間の真壁休憩所です。
これが、
二人が内側に小さく沈み込んでいたベンチです。
悲しい光景でした。
実は、
岩瀬にいた運営側の人、みんな気づいていました。
第一、第二ステージ共通のアンカーの人も分かってました。
「多分無理だな。」
このだんえもんも、
肉まん配りながら見えました。
「無理だな。」
でも、誰も何も言いません。
なぜなら、
我々は応援しているからです。
ベンチで休んでいる二人は出発まで時間がかかりそうだったので、
さっきのコンビニで買い物。
戻るとあまりに深く沈み込んでいるので、
なんとか頑張ってもらおうと思いましたが、
最後の質問。
「寒くない?」
これで寒いと答えたらこれ以上無理。
「寒いです。」
そうです、
寒いんです。
気温が下がったからではありません。
悪寒がするんです。
だんえもんには何の医学的見地もありませんが、
体が停止を始めている。
そんな風に思います。
もう、終わりです。
頑張ったけど、実力不足だ。
しかし、
言わなくても、
二人ともそれを分かっています。
そして、
一番惨めな思いをしているのは本人達 、
分かります。
「もう駄目です。」
この一言を言うのに、
どれだけ勇気がいるか
知っています。
この二人に、
「岩瀬でリタイヤだったね。」
こんな事を言うのは、
およそ人のやる事ではありません。
「うん。」
精一杯の返事でした。
この時は運良く連絡する前に車が来てくれました。
この二人には来年もつくばに挑戦してもらいたいと思います。
もうちょっと練習して。
ただ、
この”練習”が厄介なんですよね。
みなさん練習してますか?
だんえもんは練習はあんまりしてません。
「嘘つけ!」
だんえもん嘘つかない。
確かに休みの日に20キロぐらい走ってます。
ちんたらちんたら。
どれぐらいちんたらかと言うと、
鳩が逃げません。
こっちが鳩をよけてます。
結果的にこれが練習になっているかもしれませんが、
走ってる理由は美容と健康のためです。
なので走るたびに美しくなっています。
ではなぜ、
特別な練習なしに100キロ歩けるのか?
だんえもんにとって100キロとは、
体力や気持ちの問題ではないんです。
脳が歩けると思ってるんです。
なので100キロは歩けます。
こんな人、割と多いです。
しかし、
こんな気狂いではない人は練習は必要でしょう。
でもこれって、
案外難しい気がします。
「今日は練習で53キロ歩きました、いやー疲れた。」
こんな人はどうでもいいです。
問題は普通の人です。
一番簡単なのは、
どっかのウォーキングクラブに入る事でしょうね。
例会といって月に何回かどっかを歩いています。
でも、
ウォーキングクラブって、
じーさんとばーさんなんですよね。
やっぱり女房と畳は新しい方がいいですよね。
そうなると、
ランニングクラブ。
若女性率高し。
つまり、若男性率も高し。
しかし、
敷居が高い。
では山の方か?
それはそれで別世界。
かつてだんえもんがやっていたのは、
2か月に1回、何かのランニングの大会に出る事。
みなさんテストの前でしか勉強しなかったでしょ?
そうです、自分で自分の尻に火をつけるんです。
フルマラソンも走ったことがあります。
制限時間の緩い大会選んで。
これが一番いい方法かもしれません。
2か月に1回と言っても、
例えば7月から来年つくばのある5月まで。
7月、9月、11月、1月、3月。
この5回。
出来る出来る出来る出来る。
後は、
仲間を見つける事。
これが一番なんですが、
一番難しいんですよね。
先ほどだんえもんは”ほとんど”練習はしないと書きました。
つまり、”たまに”練習します。
練習させられます。
これは前回のブログでも紹介した変態達。
つくばの数週間後に連絡がありました。
「イヤーラウンド歩くのでご参加ください。」
イヤーラウンドは気にしなくていいです、
今の言葉を訳すると、
「明日08:30に東京の赤羽駅に来い。」
町山健歩さんに言わせると。
出来る返事は「はい」か「YES」。
そして行ってみると、
上の写真の3人どころか、
総勢8人全員100キロウォーカ―。
そんな恐ろしい状況。
しかしこちらもだんえもん。
必死になって一緒に歩いたりはしません。
都電荒川線に乗っちゃったりします。
まあもちろん、
仲間がいるからです。
撮影 町山健歩さん
川崎と横浜のコラボ、
向かって右側の人は、
今年のつくば100キロでいい塩梅にくたばってた人。
去年のぐんまでスイーパーでこき使われて、
鰯になった人。
二人のユニット名は神奈川落ちこぼれ。
ただの落ちこぼれではありません。
堂々と落ちこぼれてます。
まあこんなことを許してくれる人達が見つかるといいんですけどね。
こんな人達とだんえもんの唯一の共通点は、
撮影 町山健歩さん
歩き終わった後の反省会で、深く深く反省しつつ超御機嫌になる事。
歩き終わった後まともに家に帰れない人多数。
こんな人達と巡り合えばいいんですが、
なかなかそうもいかないでしょうね。
100キロウォークでは、それぞれ練習会が開催されています。
それに出てみるのもいいかもしれませんね。
必ず当日会う人でしょうからね。
たとえ運営の人でも、
エイドで知ってる人がいたら元気が出ますよ。
気の合いそうな人に声をかけてみてください。
練習会に出ている人は、
気弱そうな人に声をかけてみてください。
一人でも多くゴールできるために。
さて、
今回このブログで、
「参考になった。」と言う人は、
いないでしょう。
このブログ読んでる人は変態・強脚・剛脚ですからね。
しかし、
もし、
一人でも、
これを読んでいる貧脚がいたら、
聞いてください。
残念ながら、
100キロウォークは、
楽しいウォーキングではありません。
勝負です。
制限時間以内にゴールしたら勝ちです。
我々に”速い”はありません。
ゴールするかどうかです。
どんなみっともない姿でも。
例え這ってでも、
1秒前でも、
ゴールすれば勝ちなんです。
出来なかったら、
負けです。
負け犬です。
ゆっくりでいいんです。
ゴールしてください。
堂々とゴールしてください。
どんなに遅くても、
時間内にゴールすればいいんです。
もう一度言います、
我々に”速い”はありません。
ゴールできるかどうかです、
途中でリタイヤして。
惨めな思いをしないでください。
今年のつくばで、
ゴールした人たちの動画が発表されました。
こちらをご覧ください。
(1) 2022つくば100キロウォーク賢者191 ゴールシーン 26min. - YouTube
どうですか、
みんな普通に歩いているように見えるでしょう。
夜明け前後の変態達は100キロ歩いても普通です。
ただのプレイですから。
でも後半の人達。
意地です。
最後は意地です。
意地で普通に歩いています。
たとえ意地で普通に歩いているとしても、
ゴールさえすれば負け犬ではありません。
最後の、たった2キロですが、
このクソ長い直線の向こうにゴールはあります。
制限時間1秒前でもいいです。
這ってでもいいです。
ゴールしてください。
自分が負け犬になる事を認めないでください。
今まで何度も負け犬になった、
だんえもんからのお願いです。
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